Merhaba !!
トルコ語を独学で勉強中のテーブルです。
突然ですが、トルコ語の母音「u」と「ü」 はどのように発音すると思いますか?
正解は日本語の「ウ」に近い音を発音します。
これに関しては、英語の U(ユー)に似ているのでなんとなく分かりますよね!
それでは、トルコ語の母音「ı」はどうでしょうか?
英語の i (アイ)や l(エル)の様にも見えますが、正解はこちらも日本語の「ウ」に似た音を発音します。
そう、「u」、「ü」、「ı」の文字はどれも日本語の「ウ」に近い音を持っているのです。
しかし、これらの母音はお互い少しだけ発音の仕方が異なります。
そして、日本語には無い独特な音を持っているものもあります。
また、トルコ語には母音に関するいくつかのルールがあります。
今回はそんなトルコ語の母音について紹介します。(子音についてはまた別の記事で紹介する予定です)
僕はトルコ語特有の発音にだいぶ苦戦しているよ~(´;ω;`)ウゥゥ
というか、今も苦戦しているよ~(笑)
母音は8種類
★トルコ語のアルファベット
A (a) | B(b) | C(c) | Ç(ç) | D(d) |
E(e) | F(f) | G(g) | Ğ(ğ) | H(h) |
I(ı) | İ(i) | J(j) | K(k) | L(l) |
M(m) | N(n) | O(o) | Ö(ö) | P(p) |
R(r) | S(s) | Ş(ş) | T(t) | U(u) |
Ü(ü) | V(v) | Y(y) | Z(z) |
トルコ語の文字(アルファベット)は全部で29種類あります。
そのうち、母音は8種類です。
★トルコ語の母音(8種類)
a(ア) | 日本語の「ア」とほぼ同じです。 例)abla (アブラ)【姉】 |
e(エ) | 日本語の「エ」とほぼ同じです。 例)elma (エルマ)【リンゴ】 |
ı (ウ) | 日本語の「ウ」に似ています。唇を左右に引いて「ウ」と発音します。 例)halı (ハル)【じゅうたん】 |
i (イ) | 日本語の「イ」とほぼ同じです。 例)içki (イチキ)【酒】 |
o(オ) | 日本語の「オ」とほぼ同じです。 例)otel (オテル)【ホテル】 |
ö(オ) | 日本語の「オ」に似ていますが、少し異なります。「オ」を発音する時の唇をキープした状態で「エ」と発音します。子音の後に置かれる ö は小さい「ョ」に聞こえることが多いです。 例)öğrenci(オーレンジ)【学生】 / görüşmek(ギョルシュメッキ)【~と会う】 |
u(ウ) | 日本語の「ウ」に似ています。唇を丸くすぼめた状態で、「ウ」と発音します。唇は、日本語の「ウ」の発音時よりも前に突き出します。 例)uzak(ウザク)【遠い】 |
ü(ウ) | 日本語の「ウ」に似ていますが、少し異なります。「ウ」を発音する時の唇をキープした状態で「イ」と発音します。子音の後に置かれるüは小さい「ュ」に聞こえることが多いです。 例)üç(ウチュ)【3】 / güzel(ギュゼル)【美しい】 |
ı、u、ü (ウ)は互にい似た音を持っているので、その違いに慣れるのは大変かもしれません。
o、ö(オ)も同様にお互い音が似ているので聞き分けが難しいと思います。
まあ、私は未だにこれらの音の違いを完璧に理解できていないんですけどね(笑)
ちなみに僕は時々、ö(オ)の音が「ウ」に聞こえる時があるよ(笑)
でも、安心してくだい。正確に発音できなくても、意外と伝わります。
ı、u、ü を上手く発音できなければ、とりあえず日本語の「ウ」を発音しておけば大丈夫です。
o、ö も同じ感じです。日本語の「オ」を発音しておけば大丈夫です。
母音調和(1つの単語には同じグループの母音しか存在できない)
トルコ語の母音は8つ存在することが分かりましたね。
そして、これらの母音は2つのグループに分けられます。
そして、トルコ語には、1つの単語には後舌母音(a、ı、o、u)か前舌母音(e、i、ö、ü)のどちらか一方だけしか存在しないというルールがあります。これを母音調和といいます。
後舌母音の単語
Kalabalık(カラバルク)【人が多い、混んでいる】
上記の単語の中には、後舌母音のa、ı しかありません。
前舌母音の単語
Sevgili(セブギリ)【恋人】
上記の単語の中には、前舌母音のe、i しかありません。
※ただし、外来語や複合語には母音調和が起こらず、1つの単語に後舌母音と前舌母音が混在することがあります。
母音調和が起きない例
kahve(カフべ)【コーヒー】
kahve は coffee が語源だから、英語由来の外来語だね!
母音交替(単語とそれにくっつく語尾の母音が変化)
トルコ語は単語に様々な語尾がつくことで、色々な意味を成します。
例) okul(学校) + da(~で) = okulda(学校で)
そして、単語とそれにくっつく語尾の間でも母音調和は発生します。
その場合、その単語の最後の母音に応じて、語尾の母音が決まります。
これを母音交替といいます。
母音交替は2パターンあるよ!
①母音交替【 a /e 】
単語の最後にくる母音が後舌母音(a,ı,o,u)の場合、その単語にくっつく語尾の母音は a になります。
例)okul(学校) + dan(~から) = okuldan(学校から)
例)Japonya(日本) + dan(~から) = Japonya’dan( 日本から)
単語の最後にくる母音が前舌母音(e,i,ö,ü)の場合、その単語にくっつく語尾の母音は e になります。
例)nere(どこ) + den(~から) = nereden(どこから)
例)kafe(カフェ) + den(~から) = kafeden(カフェから)
このタイプの母音交換は以下の語尾等で行われます。
②母音交替【 ı / u / i / ü 】
単語の最後にくる母音が後舌母音(a,ı)の場合、その単語にくっつく語尾の母音は ı になります。
例)başla(始める) + dı(~した) = başladı(始めた)
単語の最後にくる母音が後舌母音(o,u)の場合、その単語にくっつく語尾の母音は u になります。
例)bul(見つける) + du(~した) = buldu(見つけた)
単語の最後にくる母音が前舌母音(e,i)の場合、その単語にくっつく語尾の母音は i になります。
例)göster(見せる) + di(~した) = gösterdi(見せた)
単語の最後にくる母音が前舌母音(ö,ü)の場合、その単語にくっつく語尾の母音は ü になります。
例)yüz(泳ぐ) + dü(~した) = yüzdü(泳いだ)
このタイプの母音交換は以下の語尾等で行われます。
まとめ
トルコ語の母音は、日本人にとっては聞き分けが難しいかもしれませんね。
特にı、u、ü とo、ö の音は!
これは何度も聞いて慣れるしかないです(笑)
母音交替はトルコ語を勉強していると何度も出てきます!
なので、これに関しては、トルコ語学習をする上で避けて通れないです。頑張って慣れましょう(笑)
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。また、お会いしましょう!
Güle güle !!
母音交換をする機会は何度も出てくるので、嫌でも慣れるよ~(笑)
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